原作者のスタジオ探訪記 「タイタニア」

去る一月某日、タイタニアの原作者である田中さんが
スタジオを訪問、アフレコに立ち会うというイベントが
ありました。遅ればせながらご報告です。

自分の生み出した文章がキャラクターとなり、声と人格を
持って動き出す、という、普段なかなか見られない瞬間に
立ち会った田中さん。神妙な面持ちで台本と向き合って
います。


収録が終わって、皆さんほっと一息。
普段なら、それ～っとばかりに繰り出すのですが（どこへ？）
今回は田中さんをかこんで、座談会＆サイン会になっていました。


ずいぶん長いこと現場におられた田中さん。さぞお疲れでしょう、
今日はごゆっくりお休みに……と声をかけたところ、
「これだけエネルギーあふれる場所に居られたんだもの、
ぼくもお返ししなくちゃね（。これからもうひと仕事するよ）」
と言い残し、飄然と現場を後にされました。


ああ。

『現場の空気は前向きにする』

――と、むかしの偉い人が言った、かどうかは分かりませんが、
田中さんがクリエイティブの現場で何か大切な物を得られたと
いうことは間違いなさそうです。



カッコ内は場の雰囲気と、田中さんのほほえみがわたしに見せた
まぼろしかも知れません。すこし間が開いたことで、記憶の
混乱があるのかも知れません。
でも、万が一、もしかしたら……ね。